院長コラム

夏野菜のパワー、「831(ヤサイ)」の日

8月31日は「831(ヤサイ)」の日です。

野菜の持つパワー、なかでも夏野菜のパワー、魅力をお伝えしようと思います。

体を動かしたりするためのエネルギー源となるたんぱく質、脂質、炭水化物を「三大栄養素」、体の機能調整をしてくれるビタミンとミネラルを更に加えたものを「五大栄養素」さらに食物繊維を加えたものを「六大栄養素」と呼びます。

ビタミンやミネラルは、三大栄養素の代謝を助けるという非常に重要な働きをしています。野菜には、他からは摂取がしにくいビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

年中トマトが野菜サラダに添えられているため「旬の野菜」を知らない子どもたちが増えています。昔は、野菜は旬の時期にしか食卓にのぼらなかったのですが、栽培技術や輸送技術の進歩によって年間を通じて食べられるようになりました。

ヨーロッパに、「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。トマトが熟れて食べ頃(旬)を迎えると、人々はトマトを食べて元気になるので、医者は仕事が減り儲からなくなり、真っ青になるという意味です。

旬の野菜には季節に必要なものが多く含まれておりとても理にかなっています。多くの夏野菜には水分とカリウム(ミネラル)が多く含まれており、体を冷やす効果があります。

トマト、きゅうり、ピーマンなどはビタミンCが豊富です。

ビタミンCは紫外線対策に必須です。

カロテンは、トマト、きゅうり、ピーマン、小松菜、レタスなど多く含まれており、カロテンは夏風邪予防になります。

すいかはウリ科の野菜で、果肉の90%が水分で、残り10%にカロテン、ビタミンC、ミネラルが多く含まれています。

えだ豆は、ビタミンB1、葉酸、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンCが多く含まれています。

熱い夏に、夏野菜を積極的に取り入れてみましょう。