院長コラム
子宮頸がんワクチン、2024年9月まで1回目の摂取が必要です。
子宮頸がんは、日本でも年間約3000人が命を落とす病気です。
大変興味深いことに、子宮頸がんはヒトパピローマウイルス感染が発がんに関与しています。
ヒトパピローマウイルスは100種類以上のウイルスの型があると言われていますので、当院ではより幅広いヒトパピローマウイルスに対して予防効果がある9価ワクチン(2価/4価ワクチンの予防効果、60-70%予防、9価ワクチンの予防効果80-90%)を推奨しています。
(通常)小学校6年生~高校1年生の女性
(キャッチアップ)平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性
9価ワクチンの接種後の副反応
・注射部位の痛み(50%以上)
・腫脹、肌の赤み、頭痛( 10~50%)
・体がふわふわする感覚(1~10%)
・悪心、下痢、かゆみ、発熱、倦怠感、内出血など(1~10%)
・感覚鈍麻、失神、四肢の痛みなど(非常に稀)
9価ワクチンを3回分接種すると自己負担が10万円ほどになりますが、現在対象者に限り公費で補助があります。
ワクチンで予防できるがん、しかも若年者でもなるがんです。
予防接種は当院でも実施しております。
希望時はお電話にてご相談ください。