院長コラム

夏の痛風発作、飲み物に原因があるかもしれません

ビールの摂取量は、7、8月そして12月ピークと報告されています。
冬場も多い理由として個人消費のみでなく、贈答品としての需要も含まれていると言われています。

ビールにはご存知の通り尿酸値をあげるプリン体という物質が多く含まれており、飲酒量が増えれば、尿酸値が上がることが知られています。

この季節、サウナ後のビール、運動後のビールは格別です。

ただサウナ後、運動後は相対的に脱水状態にあるため、これにアルコール利尿が加わると更にリスクが上昇します。

アルコールには利尿作用があるため、脱水状態になりやすく尿酸値が上がりやすくなります。
ビールを飲んだ時も脱水にならないように、特に夏場は(日本酒やウイスキー同様に)利き水として、水やお茶も一緒に飲むことをおすすめします。

総務省の調査結果(世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間購入数量2017年~ 2019年)では、ビールは70歳以上を除き、世帯主の年齢階級が高くなるにつれ、購入数量が多くなっています。

痛風発作、ビールを良く飲む中年以降の病気と思いがちですが実はそうでもないです!

次回その理由を解説します。