院長コラム
働く世代の眠気 その異常なねむけ、実は内科疾患が隠れているサインかも
30〜50代の働き盛り世代は、仕事や家庭で多忙を極める一方で、日中の眠気を訴える人が少なくありません。単なる疲れや睡眠不足と思われがちですが、その背後に 病気が隠れているケース もあります。
代表的なのが 睡眠時無呼吸症候群(SAS) です。
睡眠中に気道が塞がり、呼吸が止まることで十分な睡眠がとれず、昼間の強い眠気や集中力低下を招きます。特に肥満、首回りが太い人、いびきが大きい人は要注意です。
放置すると高血圧、不整脈、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めることが分かっています。
また、糖尿病、甲状腺機能低下症、貧血 なども、眠気やだるさの原因になります。
血糖コントロールが乱れるとエネルギー不足に陥りやすく、睡気は脳のエネルギー不足の症状としてでることがあります。特に低血糖発作での生あくびを伴う睡気は非常に危険な兆候です。甲状腺ホルモンも不足すれば全身の代謝が落ち、疲れやすい、眠たいといった症状につながります。
慢性的な眠気は うつ病、自律神経失調症 など心の病気のサインであることもあります。
働き盛り世代は寝不足やストレスが原因と片付けがちですが、それが病気の初期症状である可能性を見逃すと、大きな健康被害につながります。
日中の強い眠気が続いたり、作業に集中できない、重要な会議中や運転中に突然睡気で意識がなくなりそうな方、家族の人にいびきがうるさいと言われている方は、麻生クリニックまでご相談ください。
睡眠時無呼吸検査や血液検査で、隠れた病気が見つかることも珍しくありません。
眠気は「怠け」ではなく、体からのSOS警告。
働き盛りだからこそ、眠気を軽視せず、健康チェックのきっかけにすることが重要です。