院長コラム
紫外線対策 5月の紫外線
日差しが強い日がつづいています。日焼け対策はいかがでしょうか?
気持ちのいい晴れの日も増えてきました。
紫外線量は5月から急激に増加します。日焼け止めのテレビコマーシャルが増えてきたのは、紫外線対策が必要だからです。紫外線対策は日照時間が長くなりだす3月から開始して、5月からは誰でも必要となります。
紫外線(UV)は波長により3種類あります。
UV-A(紫外線A波)
UV-B(紫外線B波)
UV-C(紫外線C波)
地上に届くのは、オゾン層で吸収される UV-C を除く、「UV-A(生活紫外線)」「UV-B(レジャー紫外線)」です。「UV-A」「UV-B」を予防するのが、一般的な紫外線対策となります。
「UV-B」は、サンバーンといわれる急性炎症に伴うヤケドのような皮膚症状を起こすので、特に対策が必要です。一方「UV-A」じわじわと皮膚の奥まで浸透作用があるため、皮膚表面にはあまり変化がありません。皆さんはどういう基準で紫外線対策をはじめますか?今日はなんだか日差しが強そうだからという理由で日焼け止めを塗ったり塗らなかったり・・・。参考にしたいのはWHOが提唱する「UVインデックス」です。このインデックスは今、天気予報にも表示されています。
紫外線予防のUVインデックスは5段階評価です
- 1〜2 弱い(問題なく屋外で過ごせる)
- 3〜5 中程度(炎天下での日陰利用、日焼け止め、長袖、帽子推奨 )
- 6〜7 強い( 炎天下での日陰利用、日焼け止め、長袖、帽子推奨 )
- 8〜10 非常に強い(日中外出控え、長袖、日焼け止め、帽子必須)
- 11+ 極端に強い( 日中外出控え、長袖、日焼け止め、帽子必須 )
紫外線レベルが高くなればなるほど、人体への影響が大きくなります。
ビルの多い都会では「6〜7」程度ですが、レジャースポット、特に海や水辺、雪山などでは照り返しの影響でUV値は数倍になると考えられています。
砂浜や海やプールの水面の”照り返し”によって紫外線量は30%増加します。夏だけでなく冬の真っ白なゲレンデでも80~90%紫外線が反射するといわれています。近所の外出ぐらいならダイジョブと思いがちですが、紫外線が強い日はなんと15分以内で皮膚への影響があると言われています。
日差しの弱い曇った日でも、晴れた日の約70〜80%の紫外線が降り注ぎます。
私も昔に比べて日焼けすると、肌が赤くなり、ひりひりして痛いなと思うことが増えてきました。
環境汚染、大気汚染でオゾン層がうすくなった現代は、昔とは異なる日焼け対策が必要です。
これからの時期は天候に関係なく、空から降り注ぐ紫外線ならびに照り返しの紫外線を考慮した日焼け対策を行っていきましょう!