院長コラム
内臓脂肪を深堀りする8
どうしても内臓脂肪をへらせない人に、医療的アプローチの可能性
これまでコラムに書いてきたように脂肪管理で大事なのは脂肪をゼロにすることではなく、良い脂肪を活かし、悪い脂肪を増やさないことです。
今日の医療や研究の進歩により、脂肪との付き合い方はさらに多様になっていくでしょう。
脂肪から分泌されるホルモン(アディポカイン)を標的にした新しい治療として、GLP-1受容体作動薬はすでに糖尿病や肥満薬として普及して、食欲を抑えて内臓脂肪を減らす効果が証明されています。
現在は褐色脂肪やベージュ脂肪を活性化させる研究も進んでおり、燃やす脂肪を利用する新しいアプローチにも期待されています。
一方で未来の医療がどんなに進んでも、最終的には自分の生活習慣を見直し、脂肪との共存に必要な戦略です。
私は脂肪を嫌うのではなく理解し、コントロールしていくことが、健康寿命を延ばすための最良の道だと考えています。