院長コラム
骨を強くする 日本人に多いビタミンD不足 ― 食文化と日照条件
日本人にもビタミンD不足のリスクがあります。
日照条件の影響
ビタミンDは「太陽のビタミン」と呼ばれるように、皮膚に紫外線が当たることで体内で合成されます。日照時間と紫外線暴露時間により血中ビタミンD濃度が大きく変動します。
食事、運動習慣の影響
日本食は魚を多く食べる伝統があるため、ビタミンDの摂取に有利だと思われてきました。
しかし現代の食事は肉中心となり、漁獲量の低下やグローバル化より魚の摂取量は年々減少しています。結果として食事からのビタミンD摂取量は不足しがちです。
またオフィスワーカーは運動不足になりがちです。運動習慣が少ないと骨代謝や筋肉への刺激が減り、ビタミンDの効果が十分に発揮されません。とくに骨密度が低下する、閉経後女性や高齢者では「骨粗しょう症」のリスクを高まります。
加齢の影響
加齢によって皮膚でのビタミンD合成能は低下します。
若い頃と同じ生活をしていても、高齢になると血中のビタミンD濃度は下がりやすくなります。
日本の生活環境、年齢による変化により、全体として日本人のビタミンDは不足がちになっております。