院長コラム

箸休めコラム 大人になってから始めるスポーツ 「頭ではわかるけれど体が動かない」その壁を超えるには・・・・

新しいスポーツを大人から始めたとき、頭では理解できても体がついてこない…そんな悔しい経験をした大人は少なくないでしょう。私もその一人です・・・・
これは頭と体の学習スピードの差が生み出すギャップです。
このギャップ(壁)を我々大人はどのように乗り越えればよいのでしょうか?

動きを分解して小さく学ぶ

大人になると複雑な動きになればなるほど上手な人がやると一連の動作に見えて、自分もできそう、それを一度に覚えたいと考えがちです。
私のコーチがよく例えるのは、パラパラ漫画。
料理人が上手に野菜をみじん切りする様子も一見すると包丁を使う動きがひとつに見える。当たり前ですが、それらは1回ずつの動作の繰り返し、あまりに再現性が高いので一体に見えているだけです。
スポーツの動きも動きをパーツごとに分解し、まず腕だけ、次に足だけ、最後に全身とつなげていくように習得する方が時間はかかっても大人には効率的です。子供のように見様見真似でなんとなくできるというのは小さい頃運動を沢山してきたセンスある大人のみ可能だと思います。それ以外の方は、分解してちょっとずつ学ぶ、真似る方が近道かもしれません。

繰り返しで神経回路を強化する

「頭で理解した動き」を「体が勝手に動く」レベルに変えるには、繰り返しが必要です。
短時間でも間隔をあけずに反復するが神経回路を太くし、考えなくても体が動く状態に近づく方法だとおもっています。これは子どもも例外ではなく、遊びを通して覚える自然な反復練習が基礎になっています。

成功体験を刻む

大人は失敗に敏感で、できないと思いやすいです。
「うまくできた時」の成功体験こそが、神経を太くします。
小さな成功を意識して積み重ねることが、壁を突破する大きな原動力になります。

映像やイメージを活用する

頭での理解を「体感」に変えるには、イメージトレーニングが有効です。
プロの動きをスローで見たり、自分の動きを動画で確認することで、脳の運動野が活性化されて学習が加速します。

楽しさを優先する

大人、とくに仕事脳が強い人ほど結果を求めがちです。
しかし壁を突破するには楽しく続けられることが最も重要です。
遊び感覚や仲間との交流を取り入れることで自然かつ楽しく練習量が増えていきます。

大人になってから始めるスポートで最初にぶつかる壁「頭ではわかるけれど体が動かない」を突破するには、繰り返し、小さな成功体験、映像を活用したイメージトレーニング、楽しさがキーワードです。