院長コラム

箸休めコラム 大人から始めるスポーツ習得にコーチが必要な理由

大人から始める学習は案外と自己学習が可能です。
一方スポーツはどうでしょうか?
自分では「どこができていないのか」「どの部分から直すべきか」が見えにくいです。毎日鏡越しにスポーツをすることはできません。マラソンのように一人でできるスポーツもありますが、大半は相手がいます。対戦相手によって自分の力量が影響されることもしばしばで、それがその日だけのコンディションの問題なのか?、戦術、技術、メンタルの問題なのか?自分で自己分析できる人はかなり稀な存在なのではないでしょうか?
ここで重要になるのがコーチの存在です。

自己学習の限界

大人は理屈で理解するのが得意ですが、運動は無意識の体の使い方が大きく関わります。
・腕の動きは正しいが、足がついてこない
・力を抜くつもりが、別の筋肉に力が入っている
・動画で見ても微妙な違いがわからない

こうした細かな点は、自己学習だけでは気づきにくいのです。

コーチが果たす役割

  1. 分解のポイントを見極める
     どこを優先的に修正すべきかを整理し、効率的に練習できるよう導きます。
  2. フィードバックを即時に与える
     「今のは良かった」「この動きは違う」とその場で修正できるため、誤った動きを身につけるリスクを減らせます。
  3. 心理的な支えになる
     大人は「できない自分」を強く意識しがちですが、コーチの励ましや成功体験の提示は継続の大きな力になります。

自己学習とコーチの併用が理想

スポーツにおける自己学習は「理屈を理解する」「動画で確認する」など自分の振り返りには多いに活用できます。そこにコーチの視点を加えることで、修正点が明確になり、習得のスピードと精度が飛躍的に高まります。

自己流、俺流はプロのアスリートでもほんのわずかの限られた人だけにできることです。自分の限界を超えるにはやはり「人の目」が欠かせません。
スポーツは人との関わりの中で伸びる。これは子どもだけでなく、大人にも当てはまる真理なのです。