院長コラム

箸休めコラム 大人だからこそ大切にしたい コーチ選びとかかりつけ医選び

技術力よりも伴走力

大人は言われた通りやればやるほど技術が伸びるという段階を過ぎています。
子どもの頃は技術を詰め込む指導が中心で良いですが、大人は各人の体力、運動経験も多種多様で技術の伝授のみでは一定の限界があります。
コーチに求められるのは「正しい知識を伝えること」よりも「その人に合わせて伴走できる力」です。これって、まさにかかりつけ医選びにも言えることです。

コミュニケーションの質、継続性☓信頼性

コーチは自分が考える良いと思う理論を押し付けるのではなく、生徒の性格、嗜好、考え方、ライフスタイル(練習時間)を理解した上で、対話しながら改善点を見つけてくれる、どれだけモチベーションを保ってくれる存在かどうかがとても大切です。

これはかかりつけ医にも通じます。
検査数値だけでなく患者さんの「性格」「嗜好」「ライフスタイル」「生活習慣」をくみ取り、患者さん自身が納得できる、続けられる提案をしてくれる医師こそ、長く付き合えると思います。

最近では潰瘍性大腸炎、クローン病といった難病治療でも医療者と患者が、医学的な情報(エビデンス)と患者の価値観や生活背景を共有し、対等な立場で協力して最善の治療方針を共に決定していくコミュニケーションプロセスをSDM(Shared Decision Making)と呼び、治療選択を行う上でとても重要視されています。

また大人は短期間で劇的に変わるよりも少しずつでも長く続けられることが重要です。
コーチや医師が、自分の成長や健康を長い目で見てくれる存在かどうか、この継続☓信頼の良いループがとても大切だと思います。

大人になってからのスポーツのコーチ選び、かかりつけ医選びには多くの共通点が多くあります。
技術や専門知識の伝達だけでなく、長期的に伴走してくれるかどうかの視点が重要です。

これを読んでいただいている方に、スポーツも健康も無理なく続けられるパートナーであるコーチやかかりつけ医が見つかりますように!