院長コラム

パープルリボン 膵がんに希望の光をともすために

膵がん(すい臓がん)啓発のシンボルカラーご存知ですか?本日は世界膵臓がんデー(World Pancreatic Cancer Day)です

膵臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。
膵臓は体の奥深くにあり、初期の段階では症状がほとんど出ません。気づいたときには進行していることが多く、5年生存率は依然として他癌に比べて極めて低いのが現実です。
近年画像診断技術やバイオマーカーの進歩で、少しずつ見つけられる膵がんが増えています。

膵がんを早期症状は腫瘍とは無関係な「なんとなく続く違和感」であることが多いです。
明らかな症状(食欲がない、体重が減る、背中やみぞおちの鈍い痛み、黄疸、糖尿病の急な悪化)時は、アラームサインと呼ばれすぐに診断しないと行けない状況です。

特に糖尿病を持つ中高年患者が短期間で血糖コントロールが悪化した場合には、膵精査(エコー・CT・MRIなど)が勧められます。

膵がんは、喫煙、慢性膵炎、糖尿病、肥満、家族歴などがリスク因子として知られています。
これらの方は、年1回の腹部エコーを習慣にすることで、早期がんに見つけられる可能性が高まります。

パープルリボンは、単なる啓蒙活動ではなく、患者と家族、医療者、地域社会がつながるため、病気と闘っている人に「あなたは一人ではない」と伝えるものです。

11月に紫に染まる街を見かけたら、それは「膵臓がんを思い出し、体の声を聞くこと、検診を受けること」というメッセージです。