院長コラム
「腸を傷つける」ファストフード
男めしの定番はなんといっても揚げ物、私も実は大好きです。
茶色揚げ物が嫌いな男性はいないのではないかと思っています。
子供から大人まで大好きな唐揚げ、とんかつなどは今やどのスーパーの惣菜コーナーで主力商品のコーナーに積み上げられています。コンビニエンスストアのレジ横にあるのは揚げ物です。
いずれも高脂肪食の代表です。
生活習慣病に好ましくないとされている高脂肪食は、実は腸にもまったくやさしくありません。
揚げ物、炒め物、ファストフード、スナック菓子、バターや生クリームの豊富なお菓子(ドーナツ、ケーキ、アイスクリーム)などは、悪玉菌が好む餌を多く含みます。
ファストフードは手軽にお腹一杯にできるものが多いですが、主に揚げる調理法で作られています。
海外データーですが、頻回な揚げ物摂取は、全死因死亡および心血管死亡のリスクを高めることが、閉経後女性を対象とした大規模前向きコホート研究で示されています。
ファストフード、スナック菓子には同時に塩分も過剰に含まれています。
塩分の過剰摂取により乳酸菌が減少し、全身の慢性炎症がすすんでしまうことが分かっています。
お菓子に含まれる砂糖は悪玉菌の餌になり、腸内環境が悪化します。
料理でどうしても甘みを使用したい場合は、ぜひオリゴ糖を利用しましょう。
とんかつ、唐揚げも大好き、甘いものも大好きな人がたくさんおられると思います。僕も実はそうです・・・
すべてを辞めることはできないかもしれませんが、この夏、大好きなもの1つ以外はできるだけ取らないようにするなど、お腹ファーストな食生活の見直しに取り組んでみてはいかがでしょうか?
