院長コラム

赤肉ブームに物申す

筋トレブームで赤肉がもてはやされています。
高たんぱくで低脂肪な赤肉が好んで食べている人が増えています。

たんぱく質といういと肉をイメージしがちですが、実は牛、豚、羊などの赤肉を過剰に食べることはおすすめできません。
「腸にやさしい」という観点でも、肉は(特に赤肉)悪玉菌の餌になりやすく、腸内環境のバランスが壊れやすい食材です。

また赤肉の食べすぎは大腸がんリスクも増加させます。
もし肉を主体にたんぱく質を取るなら、断然鶏肉です。
鶏肉もから揚げなどの油を使用したものより、蒸し鶏、照り焼き、焼き鳥などにして食べることがおすすめです。
良質なたんぱく質は肉以外でもとれます。
おすすめは魚、豆類、卵です。
中でも魚はω3系(体内でつくれない必須脂肪酸)の多いサバ、サンマなどの青魚がおすすめです。
昔の日本の食卓は腸環境にも良いたんぱく質がならんでいました。

外食では肉中心となりがちなので、ω3系の多いサバやサンマなどの青魚を積極的にとるようにしましょう。