院長コラム

骨を強くする 骨粗鬆症に太極拳が注目される理由

骨粗鬆症の治療といえば薬物療法が中心ですが、骨を強くするためには日常動作での刺激が欠かせません。
最近、太極拳がにわかに注目されています。
太極拳は緩やかな重心移動と姿勢制御により、無理なく骨と筋肉を同時に鍛えることができます。

香港や台湾の研究では、週3回、6か月以上の太極拳を行うことで、腰椎や大腿骨の骨密度が上昇して、転倒率も3〜5割減少したと報告されています。呼吸と動きを合わせることで副交感神経が高まり、ストレスホルモンの過剰分泌を抑える効果もあり、骨代謝のバランスを整える働きが期待できます。

太極拳は馴染みが浅いスポーツかもしれませんが、薬を飲みたくないという方に注目に値します。
特別な道具が要らず、狭い場所でもできる太極拳は、年齢を問わず続けやすい理想的な骨粗鬆症予防運動といえます。