院長コラム

眠れないのは熱帯夜のせい?

熱帯夜が続いていて寝苦しい日がつづいていますね。

身体の疲れは横になって休むだけでもある程度回復できますが、脳は起きている間はずっと働きつづけているので、睡眠でしか脳を休めることはできません。
私たちは、心と身体の健康を保つために眠る必要があるのです。

睡眠には以下の効果があるといわれています。
①脳と体の疲れを取る 
②ストレスの解消 
③体の成長や老化防止 
④病気の予防
⑤記憶の定着・学習効果の効率化

睡眠には2種類あります。
nonREM睡眠(頭は寝ているが体が起きている睡眠)
REM睡眠 (頭は起きているが体が寝ている睡眠)

寝入りばなのnonREM睡眠の際に深い眠りに入り、その際にホルモンが分泌され身体を修復します。
REM睡眠時には脳の中では多くの情報の整理が行われ記憶や学習した事を定着させていると考えられています。夢はREM睡眠のときに見ていると考えられています。

眠れないと、心身の疲れが取れないばかりか、熟睡感がないことで、仕事能率の低下したり、生活の質が低下したりします。
よく寝ていないと、交通事故などのリスクも上がります。

最近よく眠れないと感じている方に、内科的に一番問題となる病気がかくれているかもしれません。

次回コラムでそのことを話題にしてみたいと思います。