院長コラム
血液型を科学する O型がなりやすい病気 胃潰瘍・十二指腸潰瘍と感染症
O型の人に多い病気として、古くから知られているのが消化性潰瘍です。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、O型の人で発症率が高いことが多くの研究で示されています。
背景には、胃酸分泌が比較的多い傾向、ヘリコバクター・ピロリ菌との相互作用の違いがあると考えられています。ピロリ菌感染そのものは誰にでも起こり得ますが、O型の人では粘膜障害が起こりやすい可能性があります。
また、O型の人は一部の感染症にかかりやすいことも知られています。
代表的なのがノロウイルスやコレラなどの消化管感染症です。
これらの病原体は、腸管上皮の糖鎖構造を利用して感染します。
O型特有の糖鎖パターンが、ウイルスや細菌にとって「結合しやすい足場」になることがあります。
ただし、感染しやすい=重症化しやすいというわけではありません。