院長コラム
低FODMAP食 は一生?
「低FODMAP食いつまで続ければいいのですか?」と聞かれることがあります。答えは簡単「一旦辞めてみて、症状がでるか確認してみてください」と答えるようにしています。
FODMAPには腸内細菌の栄養源になるものも含まれています。長期間厳格に制限すると、腸内細菌叢への負の影響がでる可能性があります。そのため現在のガイドラインでは、まず数週間はFODMAP食を完全に制限して、症状が改善したら少しずつ再導入する方法が推奨されています。
重要なのは、どの食材が自分の症状を悪化させているのかを見つけることです。
例えば、玉ねぎだけはダメ。牛乳だけはダメ。果糖だけはダメ。人によってダメなもの異なります。
低FODMAP食は治療そのものではなく、自分の腸の特性を知るための検査食とも言えるのです。
IBS患者さんの多くは、何を食べてもダメなことはほぼありません。自分に何の食材が合わないか分かっていないだけのことが多いです。それを探してい過程で、やっぱりこの食材の時に症状がでるんだなと確信を持てる日が来ます。絶対に食べないと生きていけないものでないかぎりは上手に制限したり、緩めたりするのがよいのではないかと私は考えております。