院長コラム
夏コラム 食後は汗が出るのに、水を飲んでも汗は出ない理由
大食いの方がTVで大量の食事をしているときによく汗をぬぐっている場面を見たことありませんか?
日常生活をしていても、辛いものを食べているわけでもないのに食事の際に汗が噴き出すのはなぜだろうとおもいませんか?。一方で水を2L飲んでも汗はほとんど出ません。
この違いは熱を作るかどうかにあります。
食事をすると胃や腸は消化・吸収のために活発に働きます。
このとき生まれる熱を食事誘発性熱産生(DIT:Diet-Induced Thermogenesis)と呼びます。
特にタンパク質では摂取エネルギーの20〜30%が熱として消費されるため、食後に体温が上昇しやすく、汗をかきやすくなります。
一方、水にはカロリーがなく、消化がほとんど必要ありません。
そのため熱産生は起こらず、水を大量に飲んだだけでは発汗は起きません。
汗は基本、熱を逃がす必要があるから出るものです。