院長コラム
オーラルフレール 簡単チェック法
前回コラムにした噛むパワーの続きです。
日本老年医学会、日本老年歯科医学会、日本サルコペニア・フレイル学会からオーラルフレイルの概念および定義を明確化した「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」が発表されています。
「オーラルフレイル セルフチェック」
①残存歯(インプラントは除く)が19本以下
②半年前と比べて硬いものが食べにくくなった
③お茶や汁物などでむせることがある
④口の渇きが気になる
⑤普段の会話で言葉をはっきりと発音できないことがある
上記のうち、2項目以上該当する場合は「オーラルフレイル」と判定されます。
前回お伝えした通り、オーラルフレイルと判定された場合に、将来の要介護および死亡のリスクが高く、社会的孤立、身体的フレイルにも関連することが示されています。
オーラルフレイルは老化の始まりです。
健康な歯があってよく噛むことの重要性は高まる一方です。
年に1回以上の歯科検診は欠かさないようにしましょう。