院長コラム
ピロリ菌除菌療法の安全性について
除菌治療はこれまでも多くの方を対象に行われてきた極めて副作用の少ない、安全な治療です。
高齢だがら副作用が発生しやすいわけではありませんが、若年者と比較して一緒に飲んでいる薬が多いため、飲みあわせの悪い薬を飲まれている方がおられます。
服薬中の薬がある方は速やかに担当医へお伝え下さい。
治療を中止しなければならない強い副作用が起きる確率は全体の1~3%程度と言われています。
内服中に中止をしなければならないほど副作用が起きている場合は、自己判断せずに担当医や薬局までご相談ください
除菌療法中の副作用に対する対応
- 発疹や痒みなどのアレルギー症状(2~5%) → 中止
- 発熱、激しい腹痛、血性下痢 → 中止
- 軟便・軽度の下痢(10~30%) → 継続(除菌が終わると回復)
- 味覚異常(2~5%) → 継続(除菌が終わると回復)