院長コラム

ドック、健診にひっかかった際の医療機関えらび

人間ドック、健診にひっかかったら皆さんはどちらの医療機関を受診されますか?
それぞれのメリット、デメリットについて考察したいと思います。

かかりつけ医、近所のクリニック
近場で通いやすく、これまで通院歴があれば過去のカルテに記載されている内容が役に立つといったメリットがあります。ただし、小規模の医療施設の場合、再検査、精密検査に必要な医療機器がなく対応できない場合もあります。
受診前に「二次検査で必要な検査内容」を確認して、その検査が受けられるかどうか問い合わせて受診しましょう

専門病院、総合病院、大学病院
高度な専門医療機器がそろっており、過去の診療実績などもあるため、安心して受けられるというメリットがあります。一方で予約がとれない、待ち時間が長い、初診は検査予約のみで、何度か通院しないと行けないというデメリットもあります。また、費用の問題があります。国の機能分化の方針により200床以上の大病院では紹介状がない場合、診察料のほかに初診時の特別料金(7000円以上)が上乗せされます。大学病院や大病院の受診を希望する場合は、事前に人間ドック時の医療施設に紹介状(紹介状の発行にも費用がかかります)の発行を依頼しましょう。

人間ドックを受診した医療施設
すでに検査データやカルテがあるため、必要な検査事項の内容を指示された紙を忘れたとしても、二次検査(再検査・精密検査)をスムーズです。
実施済の検査データーで引っかかっているので、基本再検査ができないということもないはずです。
費用の面でも紹介状などは必要ないため安価です。

かかりつけやかかりたい病院が遠方にある、費用が思いの他かかる、複数回かからないといけない、土日しか受診できないなど制約が多ければ多いほど、二次検査が億劫になりがちです。

再検査・精密検査後に通院治療が必要となる可能性を考えると、アクセスの良い健診やドックの医療機関で平日に受診してしまうのがもっとも良いと考えます。

当院では、当院または天神地区で健診、ドックを受けられた方の2次検査に広く対応させていただいております。
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