院長コラム

40代女性におすすめしたい健診オプション

40代女性は、30代女性同様婦人科、乳腺健診は継続して実施しましょう。

乳がんの検査に関して、30代に比べて乳腺の密度が低くなっている40代では、マンモグラフィを基本として、リスクの高い方(家族歴がある方、罹患歴がある方)は乳腺エコーの追加がおすすめです。

40代女性は子宮体がんの罹患数が急激に増加します。50歳前後に卵巣がんの1回目のピークも訪れるため、婦人科全般をスクリーニングする必要があります。このため細胞診、経腟エコー検査(子宮のみでなく、卵巣、付属器疾患の悪性疾患(子宮がん、卵巣がんなど)ならびに良性疾患(子宮内膜症、子宮筋腫など)、婦人科診察まで実施しましょう。

男性同様、胃がん、大腸がん、肺がんの罹患数が急増するのも40代女性の特徴です。

【乳がん健診】

  • マンモグラフィ検査

【子宮がん健診】

  • 子宮体部細胞診

【卵巣がん健診】

  • 経腟エコー検査

【胃がん・大腸がん健診】

  • 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)
  • 胃がんリスク検査(ヘリコバクターピロリ菌抗体検査)
  • 便潜血検査
  • 下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

【肺がん健診】

  • 胸部レントゲン(エックス線検査)
  • 胸CT(エックス線検査)