院長コラム
難聴?、聞こえセルフチェックアプリ
健診の季節になりました。
聴力検査の結果を説明させていただいて、一番多いのが「加齢性難聴」です。
蝸牛(耳たぶの奥の音が通る部分)の手前の方にある高い音を感じる部分から音を感じる有毛細胞減少していくために、一般的には高い音から聞こえにくくなります。その他、環境因子(騒音、特にヘッドフォン難聴)、生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)も悪化させる要因のひとつです。
聴力低下は自分では感じにくい項目で、周囲の人から言われて自覚する方も多いです。
「加齢性難聴」は40代から始まり、60歳前半で約5~10人に1人、60歳後半で3人に1人、75歳以上では約7割が該当すると言われています。
「もう年だから」という言葉を患者さんからよく耳にしますが、難聴を放置するのは危険です。聞こえくい状態をそのままにしていると、会話が理解できないためにコニュニケーションに支障をきたし、過去のコラムでも触れたように「メンタルヘルス」「フレイル」「認知症」の発症や進行に大きな影響を及ぼします。難聴者のうち補聴器を所有している人の割合はイギリス(53%)フランス(46%)、韓国(36%)などに比べると日本(15.2%)と低い水準です。補聴器の使用に抵抗を感じる人も少なくないと思いますが、をおすすめします。
健診に行く機会がない方におすすめなのが以下のサイトです
Online Audiometry(WHOが開発したスマホアプリ)
ぜひ、一度チャックしてみてください
「相手の声が聞き取りづらい」「家族から聞こえずらいのではないか」と言われた人は、補聴器相談医(https://www.jibika.or.jp/modules/certification/index.php?content_id=39)にぜひ相談してみましょう。