院長コラム
脂肪肝はなぜ悪い?
「最近太ったな」「痩せないとおもっているんですが・・・」人々がじゃまだと思っているのは体の中で目についきやすい「皮下脂肪」です。医学的に問題を起こして困るのは、ずばり「内臓脂肪」です。内臓脂肪といってもイメージがつきにくいかもしれませんが、臓器に蓄積して多くの代謝異常(糖尿病、動脈硬化を進行させて様々な血管を詰まらせる病気)の原因となる代表が「脂肪肝」です。
自分はやせているのになぜ「脂肪肝?」と思われる少なくありません。
最近の研究では、「皮下脂肪」に比べて「内臓脂肪」は生活習慣の改善で落としやすいことがわかってきました。逆にいうと、内臓脂肪は生活習慣と密接に関係しています。
総カロリーの見直し(糖質、脂質を適正にする)、代わりにたんぱく質、食物繊維、ω3脂肪酸を多く取るようにすること、運動習慣の見直し(適度な負荷の有酸素運動:Walking水泳など)により内臓脂肪は短期間でも改善することがわかっています。
実際に健診に見えられた方も上記を見直されて、肝臓についた脂肪が減少(あるいは消失)していることを良く目にします。目につきやすい「皮下脂肪」を気にする方は多いですが、長期的にみると「内臓脂肪」の方がよほど体への負担が大きいです。
脂肪肝と言われた方は特に食事・運動を見直していただくことをおすすめします。