院長コラム
胃カメラによる健診のすすめ①
お酒を飲むと顔が赤くなる方っていらっしゃいますよね
桜も咲き乱れてお花見シーズンですね。お酒を飲む機会が増えるシーズンに突入しました!お酒は肝臓で分解されるのですが、この過程で発生するアセトアルデヒド(体に有害な物質)を速やかに解毒(酢酸へ変換)しないといけません。
顔が赤くなる方は、いつまでもアセトアルデヒドが分解されていないことを意味しています。体内に蓄積したアセトアルデヒドは呼気中に分泌されて、食道や咽頭の粘膜に影響を与え、咽頭がんや食道がんの発生リスクとなります。
すなわち、お酒を飲んで顔が赤くなることは、食道がん、咽頭がんのリスクが高いことを意味しています。日本人は欧米人と比較してお酒に弱い人が多いため、食道癌の発生率が高いとされています。お酒を飲んで顔が赤くなりやすい方は、飲酒習慣の見直しや生活習慣の改善(禁煙など)が必要です。自分はお酒を飲めないからダイジョブだと思わずに、ぜひ胃カメラによる健診を受けましょう。