「胃もたれが続くが、市販薬が効かない」時こそ、一度消化器内科専門医に相談を |【苦しくない・痛みの少ない大腸カメラなら】福岡天神駅徒歩5分/駅直結 内科 胃腸内科「麻生クリニック」

院長コラム

「胃もたれが続くが、市販薬が効かない」時こそ、一度消化器内科専門医に相談を


「胃が重い」「スッキリしない」市販薬ではよくならない?

食後の胃の重さや不快感、「いつまでも消化しない感じ」は、多くの人が経験する症状です。
胃薬(消化酵素剤、胃酸抑制薬)で一時的に改善するケースもありますが…

“何日も続く”“繰り返す”“薬が効かない”場合には、注意が必要です。

その胃もたれ、実は病気のサインかもしれません。


胃もたれ…考えられる原因とは?

疾患・状態特徴
機能性ディスペプシア(FD)胃機能が低下して、慢性的な症状がある。
胃食道逆流症(GERD)胃酸の逆流による胸やけや胃もたれあり。
慢性胃炎・萎縮性胃炎胃粘膜が弱くなり、消化力が低下。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍空腹時や食後に強い痛みを伴うことがある。
胃がん初期は症状なし、進行すると症状あり。
胆のう・膵臓の疾患解剖学的に隣接するためもたれとして自覚する

「要受診」胃もたれ

次のような症状がある場合は、市販薬ではなく医師の診察が必要です

・胃もたれが2週間以上続く
・体重減少がある
・吐き気・嘔吐・げっぷ・胸やけが頻繁にある
・市販薬を数種類試しても全く改善しない
・50歳以上
・初めての症状
・家族に胃がんの方がいる


検査・治療

検査内容
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)胃炎・潰瘍・ポリープ・がんの除外
ヘリコバクターピロリ菌検査慢性胃炎や胃がんリスク評価
腹部超音波検査膵臓や胆のうなど、隣接臓器の疾病を除外
治療対応例
薬物療法PPI・P-CAB・消化管運動改善薬・漢方など
ヘリコバクターピロリ菌 除菌療法再発予防に有効
栄養・生活指導食事・睡眠・ストレスとの関係を整理

胃もたれは実は体からのSOSサインかもしれません


市販薬で改善しない場合は、一度消化器内科専門医(当院)へご相談ください。