腸活のみかた(甘酒は腸にいい?) |【苦しくない・痛みの少ない大腸カメラなら】福岡天神駅徒歩5分/駅直結 内科 胃腸内科「麻生クリニック」

院長コラム

腸活のみかた(甘酒は腸にいい?)


甘酒には2種類ある

種類原料アルコール特徴
米麹甘酒米+米麹0%(ノンアルコール)発酵で自然な甘み。腸活向き◎
酒粕甘酒酒粕+砂糖+水微量のアルコールあり甘みは砂糖由来。栄養価はあるが腸活目的では△

腸に良いのは「米麹甘酒」


甘酒が腸に良い理由

① オリゴ糖・食物繊維が豊富

善玉菌(特にビフィズス菌)のエサとなり、腸内フローラを改善します。

② 生きた酵素が含まれる

麹菌の作り出す消化酵素(アミラーゼ、プロテアーゼなど)が、消化吸収を助け、腸への負担を軽減します。

③ ビタミンB群・必須アミノ酸が豊富

飲む点滴」と言われる所以。腸粘膜の修復にも必要な栄養素がバランスよく含まれています。

④ 腸のぜん動運動を促進

甘酒に含まれる栄養素と発酵成分の相乗効果で、便通改善効果も期待されます。


いつ・どう飲むと効果的?

タイミング効果的な理由
朝(空腹時)腸が目覚め、吸収が良くなる
夜(就寝1~2時間前)腸内細菌が活動しやすくなる時間帯、腸活に◎

1日100~150ml程度が目安、飲みすぎは糖質のとりすぎにつながるため、小分けに楽しむのがベスト。


注意すべき点

  • 甘酒は糖質が高いため、糖尿病・インスリン抵抗性のある人は注意(血糖値上昇リスク)
  • 市販品は「酒粕タイプ」や「砂糖添加タイプ」もあるので成分表示を確認
  • 「アルコール0%」「米麹仕込み」と書かれたものを選びましょう

甘酒は腸が喜ぶ飲み物

特に朝の1杯が、腸内細菌の栄養補給とバリア機能の回復に役立ちます。
ただし、体質や健康状態に応じて適量・本物を選ぶことがとても大切です。