院長コラム
腸活のみかた(甘酒は腸にいい?)
甘酒には2種類ある
種類 | 原料 | アルコール | 特徴 |
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米麹甘酒 | 米+米麹 | 0%(ノンアルコール) | 発酵で自然な甘み。腸活向き◎ |
酒粕甘酒 | 酒粕+砂糖+水 | 微量のアルコールあり | 甘みは砂糖由来。栄養価はあるが腸活目的では△ |
腸に良いのは「米麹甘酒」
甘酒が腸に良い理由
① オリゴ糖・食物繊維が豊富
善玉菌(特にビフィズス菌)のエサとなり、腸内フローラを改善します。
② 生きた酵素が含まれる
麹菌の作り出す消化酵素(アミラーゼ、プロテアーゼなど)が、消化吸収を助け、腸への負担を軽減します。
③ ビタミンB群・必須アミノ酸が豊富
「飲む点滴」と言われる所以。腸粘膜の修復にも必要な栄養素がバランスよく含まれています。
④ 腸のぜん動運動を促進
甘酒に含まれる栄養素と発酵成分の相乗効果で、便通改善効果も期待されます。
いつ・どう飲むと効果的?
タイミング | 効果的な理由 |
---|---|
朝(空腹時) | 腸が目覚め、吸収が良くなる |
夜(就寝1~2時間前) | 腸内細菌が活動しやすくなる時間帯、腸活に◎ |
1日100~150ml程度が目安、飲みすぎは糖質のとりすぎにつながるため、小分けに楽しむのがベスト。
注意すべき点
- 甘酒は糖質が高いため、糖尿病・インスリン抵抗性のある人は注意(血糖値上昇リスク)
- 市販品は「酒粕タイプ」や「砂糖添加タイプ」もあるので成分表示を確認
- 「アルコール0%」「米麹仕込み」と書かれたものを選びましょう
甘酒は腸が喜ぶ飲み物
特に朝の1杯が、腸内細菌の栄養補給とバリア機能の回復に役立ちます。
ただし、体質や健康状態に応じて適量・本物を選ぶことがとても大切です。
