院長コラム
胃腸が敏感な人は食事療法 内臓知覚過敏と低FODMAP食
健診や内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)では異常が見つからないのに、
- 食後すぐにお腹が張って苦しい
- みぞおちが焼けるように痛む
- 少し食べただけで胃がムカムカする
こうした症状を繰り返している方は、機能性ディスペプシア(FD)や過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。 これらの病気は、内臓知覚過敏(胃や腸の神経が通常より敏感になり、わずかな刺激でも痛みや不快感を感じてしまう)状態が関与していると考えられています。
このような症状をやわらげる方法の一つに、近年注目されているのが、過去のコラムでもご紹介している「低FODMAP(フォドマップ)食」です。
FODMAPとは、以下のような発酵性の糖類の総称です
- 乳糖(Lactose):牛乳やヨーグルトなどの乳製品
- 果糖(Fructose):りんご、梨、はちみつなど
- フルクタン(Fructan):玉ねぎ、にんにく、小麦など
- ガラクタン(Galacto-oligosaccharides):豆類全般
- ポリオール(Polyols):人工甘味料、スイカ、モモなど
これら発酵性の糖類は小腸でうまく吸収されないため、大腸まで運ばれて大腸内でガスを発生させる結果、腹部膨満感やガスが多いといった不快な症状の原因になりやすいと考えられています。
低FODMAP食は、腹部の不快な症状の原因となるものが除去されている食事のため、症状の改善が期待されています。
低FODMAP食については、過去コラムもぜひ参考にぜひ取り入れてみていただければと思います。