院長コラム
腸活で変える、働くお父さんのメンタル・パフォーマンス
「最近歳のせいか疲れが取れない・気力がなくなった、集中力が続かない」そう感じるお父さんたちもいっぱいいらっしゃると思います。
実は年齢ではなく 腸の健康状態があまりよくないことが 関係しているかもしれません。
腸と脳はつながっている
腸は「第二の脳」と呼ばれています。腸から脳へは迷走神経を介した信号や、腸内細菌がつくる代謝産物を通じて情報が送られます。これを腸脳相関(gut–brain axis)といいます。腸内細菌は腸管由来のホルモン産生、全身の炎症の制御などを通して、情動や睡眠といった脳や心が関係する領域にも大きな影響力を持っていることが分かってきました。
- 腸内細菌は セロトニン(幸せホルモン)の産生に関与
- 腸内細菌が作る短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸)は 全身の炎症を抑制してストレス耐性を高める
- 腸内環境の多様性が高い人ほど 睡眠の質や集中力が良い
食生活とメンタルの関係
ジャンクフードや外食が続くと、腸の中ではこんな変化が起きています。
- 善玉菌が減ってしまう
本来は食物繊維をエサにして元気に働いてくれる善玉菌。ところが、揚げ物や砂糖の多い食事ばかりだとエサが不足し、相対的に善玉菌が少なくなり、腸内のバランスが崩れます。 - 腸のバリアがゆるんでしまう
腸の表面は「タイトジャンクション」という細胞のつなぎ目で守られていますが、脂っこい食事や添加物が続くとこのつなぎ目がゆるみ、腸のバリアが壊れやすくなります。 - 炎症を起こす物質が全身へ広がる
悪玉菌が増えると、LPS(リポ多糖)という炎症を起こす物質が腸の中で増加します。バリアが壊れているとLPSが腸から血液中に流れ込み、全身で慢性的な炎症を引き起こすきっかけになります。
ジャンクフード ・外食など食生活の乱れ→ 善玉菌減少 → 腸のバリア破綻 → 炎症物質が全身へという流れで、疲れやすさ・集中力低下・生活習慣病リスクの上昇につながってきます。
小さな腸からのSOSサイン
出張や単身赴任でもできる腸活ハッピーセット
例)
- 朝食:ヨーグルト+バナナ
- 昼:野菜や味噌汁をプラスした定食
- 夜:飲み会中でもサラダやスープを積極的に取り入れる
- 夜食、間食は控える。
腸活は単にお通じを整えるためだけでなく、気分、集中力、ストレス対処力を支えるために大切です。
日々の食事にちょっとした腸活を取り入れてみませんか?