院長コラム

健診謎解きシリーズ:健診“なぜ?”(腹囲測定)

第3回 腹囲をなんで測るの?

健康診断で必ず測られる「腹囲」。体重やBMIで十分じゃないの?と思ったことはありませんか。

腹囲が注目される理由は、内臓脂肪 と深く関係しているからです。
お腹まわりに脂肪がつくと、皮下脂肪だけでなく腸や肝臓の周りに脂肪がたまりやすくなります。これが内臓脂肪です。
糖尿病、高血圧、脂質異常症などを引き起こすメタボリックシンドロームのリスク要因の主たるものが内蔵脂肪です。

内臓脂肪は血管を硬くする動脈硬化を進展させ、心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気のリスクを高めます。日本ではメタボ健診の基準として腹囲男性85cm以上、女性90cm以上が用いられるようになりました。

腹囲の測定はシンプルですが、生活習慣病の早期発見にとても役立ちます。
体重やBMIが標準でも、腹囲が大きいと隠れメタボの可能性があるため要注意です。

腹囲は単なるサイズ測定ではなく、未来の健康を占う警告ランプです。
毎年の健診で今年もお腹を測られるのは、なんとなく嫌だなと思っている方こそ、健康つまり生活習慣を見直すチャンスなんです。