院長コラム
50歳からでもHPVワクチンを打ちたい 、その効果は?
ワクチンは若い人ほど効果的
HPVワクチンは 初感染前に接種するほど効果が高いことが知られています。
性交経験前の10代接種 → 90%以上の子宮頸部前がん病変を予防
成人(20〜30代) → 既感染の可能性があり、新規感染予防効果のみが期待できる
40〜50代以降 → 多くの人がすでに何らかのHPV型に感染している可能性があり、効果は相対的に低い
50歳からでも「無意味ではない」理由
HPVは複数型(16、18、31、33、45、52、58など)あり、すべての型に感染しているわけではない
ある型に感染済みでも、他の型の感染は防げる。
将来のパートナー変化や免疫低下時に新たに感染する可能性もある。
海外では45歳までの接種を承認する国があり、日本でも「任意接種」として希望すれば50歳でも可能。
現実的なステップ
- かかりつけ医に相談
- ワクチン外来のある医療機関に相談
- 自費接種になる可能性が高い(費用は数万円〜十数万円)。
- 100%防げるわけではないことを理解しつつも、将来の安心感を買う意味はある。
50歳だからワクチン接種の意味がないというわけではありません。HPVワクチンは “リセットボタン”ではなく“これから先の予防バリア”。打ちたいと思った時が、あなたにとっての接種の適齢期です。