院長コラム

「腸にやさしい」プロテイン選び

豆類は日本の食卓にかかせない食材です。
味噌、豆腐、納豆、豆乳、きなこなどの大豆を含む食材は種類も多く、すでにたくさん取り入れている方も多いと思います。
こららは高たんぱくな上、女性が不足しがちなカルシウムや鉄などのミネラル分も豊富です。
食物繊維が豊富で、抗酸化作用もあることより「腸にやさしい」No1プロテインといっても過言ではありません。

豆類に多い食物繊維は消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌の餌となるレジスタントスターチを多く含みます。
豆類の中でもインゲン豆は特にレジスタンススターチが豊富です。
大豆、きなこ、高野豆腐、そば、米、酒かすには胃内で消化されずに小腸の腸内細菌をととのえるたんぱく質「レジスタンスプロテイン」を多く含みます。
「レジスタンスプロテイン」は脂質や油を体外に排出するため、悪玉コレステロールを低下させたり、糖の吸収を抑えて血糖値の上昇を抑制するなど、食物繊維と似た働きがあります。

豆類を野菜、海藻、きのこなどを発酵性の食物繊維と一緒に取ることで、腸内の悪玉菌が産生するアンモニアの発生を予防したり、効率よく吸収することができるようになります。

すでに目にしている豆サラダ、豆腐ときのこ料理、海藻入りの味噌汁など、腸にやさしい優れたプロテイン料理ですね。