院長コラム
ビールの悪酔い、二日酔いを防ぐコツ
今からの季節、断然ビール。
ビール党の私、最初から最後までビールを飲むこともめずらしくありません。
ビールはカリウムを多く含むため、アルコールとの相乗効果で、飲んだ量より更に多く水分が排泄されます(1Lのビールを飲むことで、1.1Lの水分を失う)。
これからの季節、ビールをおいしく飲むためにのどを乾かし一気にのどごしを楽しむことも多いと思います。日中の発汗などですでに水分が失われた状態でビールを一気に飲むとさらに脱水になりやすいので要注意です。
アルコールの分解には水分補給が不可欠です。
水分が足りないとアルコールの血中濃度が一気に上がるため、肝臓の負担がかかります。
またアルコールを分解してできるアセトアルデヒドを体外に出すために、体内でアルコールを酢酸(お酢に含まれる酸味成分)に分解して、更に二酸化炭素と水にして、尿や汗、呼気等になって排出してしまいます。この分解過程で必要となる酵素の働きに水が必要となります。
お酒が抜けるまでの時間は、体重に依存します。
一般的に体の大きい方は分解するのが早いのでお酒が残りにくいです。
もちろん年齢や個人差がありますが、できるだけ水分を取りながらお酒は飲みたいものですね。