院長コラム

大腸がん健診 便潜血検査の精度について

便潜血検査には定性法(+とーのみで判断する)、定量法(出血の量を数値化する)の2種類があります。集団検診で多く用いられているのは定性法です。

定性法の問題点は、陰性でも、大腸にポリープやがんが全く無いとは言い切ることができない点です。
進行大腸がんのおよそ30%は便潜血検査が陰性(偽陰性)と言われています。
大腸ポリープに関しては更に陽性率が低く(10~50%と報告にばらつきがあります)、便潜血が陰性でも、大腸内視鏡検査で大腸ポリープや大腸がんが発見されることは少なくありません。

一方陽性でも、必ずしも大腸にポリープやがんが存在するとは限りません。
便潜血陽性の方の約30~40%は検査をしても、大腸に病変を認めません(偽陽性)。

便潜血陽性の場合はきちんと大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けていただくことを強く推奨します。
一方で、便潜血が陰性であっても、40歳すぎて1度も大腸カメラを受けたことがない方、気になる症状(下痢や便秘)がある場合は積極的に大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をおすすめしています。

気になることがあればいつでもご相談ください。