院長コラム

サイレントキラー 膵がん

膵がんは自覚症状がないまま静かに進行していくことから「サイレントキラー」と呼ばれています。
膵がんは検診の対象になっていないのは、未だに有効なスクリーニング検査が存在しないためです。症状が出た時はすでに手遅れ、早期発見、早期治療が極めて難しいがんの一つです。

膵がんには、特徴的な初期症状はありません。
一番気をつけたいのは、突然の糖尿病発症や糖尿病の増悪です。
糖尿病でかかりつけ医がいる方、近親者に糖尿病がいないのに突然糖尿病になった、去年まで検診でまったく異常がなかったのに糖尿病と言われた方は必ず、膵臓の精密検査をすすめています。

膵臓がんの典型症状(皮膚が黄色くなる黄疸、体重減少、食欲不振など)が出た時はすでに手遅れです。上記に該当する方は大至急かかりつけ医に一度相談しましょう!