院長コラム

おせち腸活 田作り(ごまめ)

五穀豊穣を願う小魚の力

おせち料理の一品「田作り(ごまめ)」。
真っ黒で見た目は地味ですが、小魚を甘辛く煮詰めた料理で子どもでも食べられる料理の一つかもしれません。

かつて田畑の肥料に小魚を用いたことから「五穀豊穣」の願いが込められています。豊かな実りを祈る縁起物として、古くから正月に食べられてきました。

田作りは小魚を丸ごと食べるので、 カルシウム をはじめとするミネラルをしっかり摂取できます。
骨の健康だけでなく、カルシウムは腸を含めた筋肉の動きをサポートし、便通改善にも役立ちます。

また、腸内細菌の代謝にはミネラルは必須であり、腸内環境の安定に貢献します。

魚の良質なたんぱく質は微量ながら食物繊維に似た働きをする成分も含まれており、腸内の善玉菌を支える要素になります。小魚をまるごといただくことは、まさに「小さな魚から大きな恵み」を得る食べ方といえるでしょう。

田作りは、文字のごとく農耕民族であった頃を起源とする豊作を願う伝統的側面と、腸を含めた体の健康を支える栄養が詰まった一皿です。
昔も今も「健やかな一年」への祈りがお正月料理には込められているですね。