院長コラム

大学生の眠気の正体 ソーシャル・ジェットラグ

大学生や20代前半の若者にとって、眠気との戦いは日常的です。
自由度の高い生活を送りながら、授業・アルバイト・サークル・友人との交流と予定が詰まりがちです。結果として慢性的な睡眠不足が続き、昼間の強い眠気となって現れます。

背景には 体内時計の乱れ があります。
スマホやパソコン使用で長時間ブルーライトを浴び、眠気を誘うメラトニンの分泌が慢性的に抑えられています。その結果として就寝が遅れ、翌朝の起床がつらくなる「睡眠負債」を抱えやすくなります。

さらに、大学生はいわゆる ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ) が生じやすい世代です。
平日は早起きして大学やバイトに向かい、休日は昼近くまで寝てしまう。
この繰り返しが体内時計を乱し、眠気やだるさを増幅させます。

若者はカフェブームやエナジードリンクブームにより日常的にカフェイン飲料を嗜好しがちです。
これらのドリンクに頼って眠気をごまかすことで一時的には覚醒できますが、夜の眠りを更に浅くして慢性的な睡眠不足をまねく悪循環に陥りがちです。

眠気は「若さの証」である一方、社会生活のリズムの乱れを映すサインでもあります。
正しい睡眠習慣を身につけることは、その後の仕事や健康に大きく影響します。
未来への投資と考えて、今こそ睡眠負債について考えなおしてみましょう。