院長コラム

どれくらいの人が隠れ睡眠時無呼吸症候群(SAS)

日本では睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんは 300〜400万人 と推定されています。
しかし実際に診断・治療を受けているのはそのごく一部です。
特に40〜60代の働く世代に多く、だれもがなる可能性がある病気です。

軽症・中等症は意外とわかりにくい

典型的には「大きないびき」や「日中の強い眠気」が知られていますが、実際には 軽症〜中等症の方では症状がほとんどないことも多い のです。
自覚症状がなくても夜間は呼吸が断続的に止まり、眠りが浅くなっているため、体は確実にダメージを受けています。

見逃されがちな“日常のSOS”

  • 午後になると作業効率が落ちやすい
  • 午後になるとやたらとコーヒーを飲んでいる
  • 会議中に集中力が続かない
  • 夕方に頭が重くなる、イライラしやすい

これらの症状は、眠りの質が悪い、日常のSOSサインです。このような症状の方の中にSOSが多いことも報告されています。

隠れSASは想像以上に多い

軽症〜中等症の隠れSAA患者は、統計の数字以上に多いと考えられています。
実際に眠気がなくても、午後になると作業効率、集中力の低下、倦怠感、頭がボーとしてそれを打ち消すためにコーヒーを飲む回数が多い方は、睡眠時無呼吸症候群の影響である可能性があるのです。

睡眠時無呼吸症候群は本人ではわからないことが多い自覚症状を気がつきにくい病気です。
特に軽症・中等症で日常や仕事のパフォーマンスをじわじわと落ちていても、自分では気が付かないことが多いです。小さなSOSサインは周りの人の方が気が付きやすいかもしれません。
家族や同僚から、最近ちょっと疲れていませんか?と言われた方は自分がもしかしたらSASかもしれないと思うことが、早期発見につながります。