院長コラム

サウナはつくれる温泉、 地域おこしとしてのサウナ

サウナは「つくれる温泉」― 地域おこしと地域医療の未来を温める熱源に

日本の温泉地は、古くから人を癒し、街を潤してきました。けれど、温泉には自然条件という制約があります。掘っても湯が出ない地域では観光資源として成立しません。

一方サウナはどこでも、誰にでも、作れまて同時に立派な地域資源になります。

温泉は「恵み」、サウナは「知恵」

温泉は大地からの贈り物。一方サウナは、人の手で再現できる自然療法です。
地元木材を使った小屋、井戸水を冷却に利用するなど、ある意味。地産地消が可能です。

たとえば北海道では、地域の廃材でつくるユニークなサウナ「ととのい小屋」誕生しています。

サウナ×地域医療 ― 予防から交流へ

サウナの科学的効用(血流改善、自律神経安定、睡眠の質改善、うつ・不安軽減)などは科学的に証明されています。サウナは地域医療の予防インフラになり得えます。
僕の理想は診療所に隣接したメディカルサウナです。
高齢化が進んでいる地域においては、病気になる前に整える場としてメディカルフィットネスを増設しているクリニックもあります。それと同じ発想です。
予防医学☓地域交流の両方の価値を持ちます。

地域おこしとしてのサウナ

オーバーツーリズムが問題になる一方で、その逆のアンダーツーリズム地域では、人が集まらない、滞在が短いなどの悩みがあると言われています。サウナはそれを逆転させる力を持っています。
私なら医療×観光の融合として旅行も兼ねた、健康ツーリズム、サウナ付き検診などを提案したいです。人口減が避けられない今後の日本、消滅都市も噂されている地域も多くあります。そんな地域こそ、サウナを核に医療と地域が再び人を中心につながる社会への実証実験が必要かもしれません。